更新中多田洋介,行動経済学入門を読んだ.心理学の発想を経済活動や経済減少の分析に活かす,行動経済学の基本を学ぶことができた.

行動経済学とは何か?

  • 新古典派と呼ばれる標準的な経済学の世界では,以下のような特徴を持つ合理的経済人(homo economicus)を仮定している:
    • 超合理的:全ての情報を完璧に処理し,自己の効用を最大化する意思決定を常に行う.
    • 超自制的:時間を通じた活動に関して,はじめに決めた計画通りに実行する.
    • 超利己的:他者の利益や公平性といった価値基準を持たない.
  • 経済学が合理的経済人を利用する理由:
    • 数学的な扱いやすさ.
    • 合理的でないものは淘汰されるだろうというダーウィニズム.
    • 集合的に人間を見た場合に,非合理的な人間が市場に及ぼす影響は小さいという仮定.
  • 行動経済学 とは,標準的な経済学が十分に捉えきれていない人間の行動を,心理学あるいは認知科学といった学問分野研究成果を利用して紐解くことで,説明能力を補強しようという試み.
  • ベイズ・ルール,ゲーム理論,期待効用仮説,時間を通じた消費決定モデルは経済学の標準的なツールだが,これらが現実の人間の行動を的確に表現しているかどうかについては疑問がある.

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